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提物屋ニュースレター バックナンバー Vol.1

狸の腹鼓

現代ではよく「たぬき」の発音は「他抜き」に通じて
「他より抜きんでる」という意味で縁起物にされます。
日本語を知らない外国人にとっては、想像し難い意味合いです。

江戸時代は、狸の根付といえば、藤堂藩に抱えられた田中岷江や、
その弟子の虎渓、周江の作品がよく知られています。

この一派の根付は、写真のように大きくふくらんだお腹と、片手を挙げている姿が特徴です。
いわゆる「狸の腹鼓(たぬきのはらつづみ)」 です。

こちらの狸が岷江

狸  根付 木刻  31㎜

こちらは虎渓

狸  根付 木刻  32㎜

「ふくらむ」は、ふくらすずめと同様に「福良」に通じます。
腹鼓は、中国の故事「鼓腹撃壌」(満腹の腹を叩き、地面を踏みならして
太平の世を楽しむ様子)を意図すると考えられます。

自然環境のバランスが崩れると、狸は餌を求めて人里に寄ってくるため、
難しい問題が生じがちです。

人間と日本の固有種である狸が、共存しつづけることができる
平和がつづくようにと、狸の根付を見るたびに願わずにはいられません。

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